症例発表とは

始めて来られる方へ向けて、当院に通われている患者さんのお身体の状態や、お悩み、治療、経過をお伝えしていきます。

当院の治療の流れ

患者さんの症状をお聞きする

   ↓

治療の目標を決める

   ↓

お身体の状態を診る

   ↓

治療を行う

患者情報

男性、40代後半

・事務職、毎日のように残業がある

・ゴルフが趣味→痛み、可動域制限によって出来ない

・前年2月に左肩腱板損傷(小円筋、棘下筋断裂の疑い)と整形外科で診断された

・ゴルフをしていた際に左手をついて転倒し、受傷

・痛みは改善傾向にあるが、上腕の可動域が悪い

腱板損傷とは

・中年以降の男性に多く見られる

・肩の痛みや脱力が見られる

 

・腱板とは、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の腱が肩関節を取り囲んで、補強している構造

現在の症状

・左肩の激痛(シビレ感なし)

・可動域:挙上60度

     内・外旋10度

     水平屈曲不可

・全ての動きにおいて代償運動も見られる

・左肩が痛いため、右肩、腰部にも疼痛が出現

目標

・短期的目標

服の脱着が出来るようになりたい

・長期的目標

ゴルフのラウンドをしたい!!

他覚的評価

・疼痛により、重心が右に傾き、右肩が下がって見える

・代償運動、重心の傾きにより、腰部や右肩にも負担がかかり、疼痛が出現しているのではないか

治療

・左肩へのアプローチを中心的に行い、左肩の痛みの軽減、可動域回復

・全身の筋肉へもアプローチを行い、代償動作を行っている筋肉への負担軽減

・背骨の矯正をして、右に偏っていた重心を中心に戻し、他の筋肉への負担軽減

経過

1回目:疼痛の軽減(10ー7)

2~6回目:可動域の回復が始まり、日常生活上では問題なし

    疼痛(10-3)

~4カ月:若干の可動域制限が残存

    疼痛(10-2,1)

~現在:ゴルフのラウンドが出来るまで回復、可動域完全獲得へ向けて継続治療を行い、筋の萎縮も見られる為左肩を中心に筋トレ実施

 

詳しく知りたい方はYouTubeの動画をご覧下さい。
URL→https://youtu.be/IgYeo4X-5HU


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